こんにちは、小野です。
みなさんの周りに、『うつ病』で苦しんでいる人はいますか?
家族、恋人、友達、みんないつもと変わらずに笑っていますが、
今あなたの目の前にいる人も、実は『うつ病』で苦しんでいるのかもしれません。
「実はうつ病になったの」って結構言いづらいんです。
友達に『うつ病』を告白した日
小野が、初めて友達にうつ病を告白したのは、前職を辞め、
今の職場に転職してから、2ヶ月程度経過した頃でした。
3年前に知り合ってから仲良くなった友人に、初めて『うつ病』を告白しました。
この日は、朝起きた瞬間から
「今日は『友達』と会うんだな」
と考えるだけで、とても気持ちが沈む、そんな日でした。
気持ちが沈んでいた理由は、楽しい思い出をたくさん作っていた時、というのは、
明るく元気でポジティブな小野だったからです。
小野のイメージがガラリと変わっていて、困惑されたらどうしよう。
「うつ病」を馬鹿にされたらどうしよう。
否定されたらどうしよう。
そう、考えていました。
この頃は、まだうつ病の症状が重かったこともあり、
人1倍、他人の言葉に敏感に反応していましたし、傷つきやすい時分でしたから、とても不安でした。
きっと小野のことだから、気持ちが溢れてしまい、辛かったことを告白してしまうのは目に見えていたので、
この日は「話すぞ!」という気持ちで臨んでいました。
転職して2ヶ月経ったので、自分自身も安定してきているかな、と思い、
友人に会おうという気力が湧いていました。
友達に相談できなかったわけ
小野が友達や家族の誰1人にも相談しなかったのは、人の意見に流されたくなかったからです。
人の意見を聞いて、自分の決心を曲げる、というのはこれまでなかったのですが、
誰かの言葉が頭の中に残り、反芻して自分を責めてしまうことがあるので、誰かの意見を聞きたくありませんでした。
また、小野の母親は『毒親』気質なこともあり、いつもその時の気分で話す人でした。
だからこそ、その日聞いた言葉も、次の日にはなかったことになってるので、
幼い頃は、その一言一言に一喜一憂していました。
そのこともあり、今回の一件は親しい人であっても、
誰にも相談しない
と心に決めていました。
そもそも、このコロナ禍で「転職したい」というものなら、
「今はまだ待て」
「3年は粘ろう」
と言われるのが関の山だった、ということもあります。
だからこそ小野は、自分だけに固執しないことを意識し、
親しい人には相談しませんでしたが、エージェントさんや派遣元の担当さんには、
自分の悩みなどを話し、適切なアドバイスをいただくことを心がけていました。
「話して良かった」と思えた日
友達は、小野のここ数ヶ月の『葛藤』、『不安』、『悩み』の全て聞いてくれました。
そして、こう言ってくれました。
「気付いてあげられなくて、ごめんね」
小野は、この言葉にびっくりしました。
もともと、人に相談することが苦手な小野は、だいたい全てのことが完結してから
「実は辛かったんだ」
と話します。
なので、決まって話を聞いてくれた人は
「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」
と言います。
小野は辛くても、言えないのです。
だからこそ、この言葉が辛く、事の顛末を話すのも嫌になっていました。
しかし、何にも悪くない友達は謝ってくれました。
もしも、小野が別の人に、また別の日に『うつ病』を告白して、
一言でも、こころに突き刺さる言葉を言われたら、小野は今ブログを書いていないでしょう。
生きているのかも分かりません。
頑張って生きていた過去の小野が、素敵な人と友達になれていて幸せだと実感した1日でした。
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